流行性角結膜炎後の視力障害
(アデノウイルス感染症に伴う角膜混濁について)

流行性角結膜炎はウイルス性疾患で感染力が非常に強く、特に家族内で発症した場合には重篤化するケースがよくあります。
眼脂や充血などの症状が軽くなってきた頃(発症後7-10日)で角膜の障害が始まり、場合によっては、角膜全体の上皮が剥がれて激痛を生じることもあります。最も多く見られる症状は角膜に無数の濁りが生じるもので、異物感と見難さを感じるようになります。この角膜の濁りは放置すると濁りの範囲が広がり恒久的な視力障害を残してしまうこともあります。
対処法と治療法
(1)結膜炎後に視力障害を感じた場合は眼科を受診して下さい。多くの場合はステロイド点眼などで2-3週間で改善されます。(視力が回復し、肉眼では分からなくなっても混濁の完全な回復はありません)
(2)数か月後に再発する(角膜混濁を生じて見にくくなる)ことがよくあります。この時には再び点眼治療が2週間ほど必要になります。(ここで治療しないと濁りが悪化し視力障害が残ることがあります)