白内障はどのような状態?
白内障は下図のように目の中の水晶体(レンズ)が濁ることです。
通常は年齢と共に誰にでも生じる加齢現象ですが、アトピー体質の方や内科的な全身疾患(糖尿病など)を持っておられる方、あるいはブドウ膜炎など眼自身の病気に罹患されている方では年齢に関係なく生じます。
白内障の症状は・・
白内障の症状には
1.視力の低下(水晶体が濁り、有効な光が眼底にとどかないため)
2.まぶしい、(水晶体の濁りで光が散乱するために)
3.逆光で人の顔が見にくい
4.夜の自動車の運連で対向車のライトが邪魔になる
などいろいろです。
2.まぶしい、(水晶体の濁りで光が散乱するために)
3.逆光で人の顔が見にくい
4.夜の自動車の運連で対向車のライトが邪魔になる
などいろいろです。
治療
1.点眼、内服療法
何種類かの点眼薬や内服薬がありますが、進行予防に用いますが、進行を完全に止めることは出来ません。まぶしさを改善するためにはサングラスや遮光眼鏡は有効です。
2.手術療法
症状改善の唯一の方法は手術加療になります。
手術治療の方法
局所麻酔にて水晶体を超音波白内障手術装置(参考)を用いて乳化吸引し、眼内レンズを挿入します。
通常10−15分の手術時間で、術後すぐに歩いたりすることが出来ます。
手術で切開する創口も2−3mmと小さくなり安全に行うことができるようになりましたので、日帰りでの手術が主流となってきています。
白内障手術当日の様子
毎週、火、金曜日のお昼に白内障手術を行っています。
手術用のガウンに着替えて頂き歩いて手術室に入いります。
手術用のガウンに着替えて頂き歩いて手術室に入いります。
手術用のリクライニングベットに仰向けに寝てもらいますと、点滴や目薬の点眼など前処置が始まります。
眼の周りの消毒や洗眼を行い、ドレーピングです。
(手術を行う眼の部分以外を特別な布などで覆うこと)
麻酔は点眼麻酔のみで(痛みはありません)、手術開始。
(手術を行う眼の部分以外を特別な布などで覆うこと)
麻酔は点眼麻酔のみで(痛みはありません)、手術開始。
実際の手術時間は10−15分間で、手術終了しますと、隣りのリカバリールームにて15分ほど休んで頂きます。
その後、更衣室で着替えて帰宅して頂きます。
日帰り白内障手術を行うには下記の条件が必要となります。
(1)手術当日を含め術後の数日間、送り迎えできる家族などの協力者がいること
(2)歩行にて来院し帰宅できること
(3)重症の糖尿病や高血圧あるいは透析が必要な腎臓病などを有しないこと
(4)術後7日間は家庭内で比較的な安静を保てること
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