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SVS

Smart Perimetry imo (アイモ) 
2020年6月導入

新しいコンセプトの視野計です。通常用いているハンフリー視野計(世界標準)との互換性を保ちつつ、ハンフリー視野計の測定での短所である「姿勢のしんどさ」、「測定時間が長い」などが改善されます。
従いまして、緑内障などで本来は視野検査が必要な方なのに検査がつらくて行いにくかった場合にも短時間で楽に出来ることが多くなりました。
また、緑内障の初期の方や若い人に多い視野の中心部分の視野欠損を生じる緑内障のケースのは周辺視野と中心の細かい視野を短時間に同時に測定できるモードがあり、患者さまの負担が軽減されます。

 

 
SVS

SPOT VisionScreener (SVS: Welch Allyn) 
2017年1月導入

両眼の屈折(近視、遠視、乱視などの値)を同時に測定でき機器です。
1mの距離から被測定者に非接触で測定できるため、乳児以降の小児の屈折異常を鋭敏に検出、測定でき、眼位異常や瞳孔間距離も同時に測定できます。
しかしながら、当院の小児眼科診療においての最も有効に利用できるのは、「弱視治療を行っている幼児の眼鏡が適切に矯正できているか」ということを瞬時に知ることができることです。従来から小児眼科医は小児の眼鏡上からスキアスコピー(検影法)を行いメガネの度があっているかを調べています。SVSが導入されることにより眼鏡上の検影法に対して正確に二重チェックを行うことができるようになりました。

 

 
OCTA

OCT Angiographyの導入

Zeiss社製OCT(シラスHD-OCT) を新機種に切り替えました

OCTアンギオグラフィーを行うことができます
(2016年2月より)

従来のOCT画像は眼球内の網膜や脈絡膜の構造や病変を三次元的に描出できる画期的な検査器械でしたが、測定技術と精度の向上により血液の流れている場所を検出し、網脈絡膜内あらゆる層ごとに三次元で再構築できるようになりました。
これをOCT Anigiographyと呼びますが、これにより得られる情報は従来なら静脈注射による造影検査でしか分からなかった血管内の血流などの情報を描き出すことができるようになりました。
この技術は画期的で、ショックなどのリスクのある造影剤を使用することなく、散瞳(点眼薬で瞳を広げること)もせずに短時間で網脈絡膜血管の描出が可能であるうえ、 蛍光眼底造影では不可能だった網膜血管の表層、 深層の層別の分析も可能となりました。
これにより患者さんの負担も大きく減少し診断、治療がスムーズに行うことができるようになりました。 LinkIcon 戻る

 

 

 
CENTURION
 

新しい白内障手術装置を導入しました

 

CENTURION (センチュリオン)(Alcon社製)
(2016年1月より)



当院では白内障の手術を全例日帰り手術で行っています。当院での方法
これは白内障手術の手技が確立されて、超音波白内障手術装置の発達がしてきたために可能となりました。
当院では3世代目となりますAlcon社の「INFINITY」という超音波装置を導入後、非常に安定した手術が行うことができるようになりましたので、2010年からは全ての患者様に対して角膜一面切開での手術を行っているます。
この度、さらに安全な超音波白内障装置「CENTURION」が発売されました。
当院のような小さい医院にはもったいないのですが手術中の安全性を考え、2016年1月から「CENTURION」を導入しています。これに合わせて手術を行う角膜切開幅も2.6mmから2.4mmに小さくいたしました。これにより、手術後の炎症の軽減や術後感染のリスクも小さく従来由もさらに安全に行うことができています。 LinkIcon 戻る

 

 

 
IOL master 700
 

新しいIOLマスターと2台目のOCTの導入

 

IOLマスター700(Zeiss社製)
(2015年7月より)


眼球の長さ(眼軸長)を測定する器械で、主に白内障手術の術前検査として用います。
当院では従来からIOLマスターを用いていましたが、この新型IOLマスター 700は全眼球のOCT画像より眼軸長を測定します。
このため、測定状態を視覚的に確認する事ができ測定値の信頼性が向上しするため、白内障術後の屈折値が安定します。
また、OCTの原理で測定するために白内障の程度が強いために旧型IOLマスターで測定できなかった方も多くの場合測定できるようになりました。事実、測定不能で超音波眼軸長測定を行わなくてはならない方の頻度は激減していまして患者様の負担が軽減できています。

 

 

 
Retina Scan Duo
 

眼底カメラ付き光干渉断層計
Retina Scan Duo™(Nidek社製)
(2015年4月より)


OCTの発明により眼科においては主に網膜疾患および緑内障の診断治療が飛躍的に向上し革命的な検査機器と言われています。
当院でも発売当初よりZeiss社のOCTシラスを導入して日々の診療に用いています。ますます、使用頻度が増えてきましたので今回2台目のOCTを導入する事にいたしました。今回導入したOCTは日本のNidek社製で眼底写真も撮影する事ができます。また、前眼部OCTといって角膜や前房隅角の撮影もできますので緑内障や角膜疾患の診断も向上しています。
また、OCTを2台並列で使用いたしますので外来の診療時における待ち時間の短縮にも貢献できるものと思っています。

 

 

 
Optos Daytona
 

Optos Daytona

 

Optos Daytona 導入
(2013年1月より: 日本の眼科施設で最初の導入でした)

眼底の広い範囲が瞬時に撮影できる眼底カメラ(Optos Daytona)を導入いたしました。
これにより眼底の検査と記録が詳細にかつ迅速に行うことができるようになりました。
患者様にとりましても撮影時間の短縮と必要以上に散瞳を行わなくとも
よくなったことは負担が大幅に減少いたしました。

 
 
一口メモ
小児眼科 一口メモ その1
赤ちゃんの視力はいつくらいから測れるの?
生まれたばかりの人間の赤ちゃんは物がほとんど見えていません。厳密に言えば見えていないというよりも見た物を認識できていません。生後すぐに両親の顔や自分の周囲の物を見て情報が脳に伝わり、それに応じて目が動くようになります。こうして、目から脳内に至るネットワークが形成されて視力(視機能**)はどんどん発達していきます。(**視機能とは視力や立体視、眼球運動など見ることに関連した総合的な機能のこと)
では、赤ちゃんの視機能発達は生後いつくらいから評価できるのでしょうか?
生まれた直後から角膜、水晶体、眼底などに異常がないかは簡単な検査でわかります。しかしながら、前述しましたように生直後は視機能が形成される前ですので見えているかどうかの評価はできません。
評価ができるようになるのは生後1ヶ月です。この頃になると固視ができるようになります。つまり、お母さんの顔やおもちゃなどをじっと見るようになります。3ヶ月になると追視(物を追ってみること)できるようになります。この、固視、追視の発現時期は未熟児や早産児などとあまり関係なくほぼ全ての赤ちゃんで共通の時期に見られる現象です。
該当の時期に固視、追視が見られない場合には眼疾患や精神発達遅滞を生じている場合がありますのでご相談ください。

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